新書828白川静入門 (平凡社新書)
新書828白川静入門 (平凡社新書)
strong>本, 小山 鉄郎
新書828白川静入門 (平凡社新書)
によって 小山 鉄郎
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メディア掲載レビューほか白川静入門 真・狂・遊 漢字の体系的な成り立ちを解き明かし、古代人の生活をよみがえらせた白川静。その学問の特徴を、教えを受けた通信社記者がまとめた。 白川の文字学に深く共感する石牟礼道子によると、漢字は使う者に呼びかける文字で、3千年以上もの間、人間と神のあいだの祈りを通した応答を映し出してきた。それを解明したのが白川という。「右」という漢字の「口」の部分を、白川は顔の「くち」ではなく、神への祝詞を入れる器の形と解く。「右」はみぎ手でこの器を持って神様に祈る字形なのだ。「若」の甲骨文字は、神と交感してエクスタシー状態となりつつお告げを求める巫女の姿。「呪術的」と批判されることもある白川の解釈は独創的だ。すさまじいまでの信念の人ながらも、おごらず、屈託のない人柄がしのばれる。評者:西條博子(週刊朝日 掲載)内容紹介没後10年にあたり、村上春樹ら多くの作家や、他の漢和辞典への影響を様々な資料から跡づけ、その新たな魅力と広がりを紹介する。内容(「BOOK」データベースより)古代世界に遊び、漢字の真の意味と成り立ちを追い求め、新たな文字体系を打ち立てた狂狷の人、白川静。二・二六事件の際に詠まれた短歌や様々なエピソードからその人物像に迫る一方、石牟礼道子、宮城谷昌光、村上春樹ら多くの作家への影響や、諸橋漢和辞典との比較を具体的な事例で概観する。著者について1949年生まれ。一橋大学卒業、73年共同通信社入社。84年から文化部で文芸欄、生活欄などを担当。現在、同社編集委員兼論説委員。白川静に学んだ文字学の基礎を2003年より10年以上にわたり新聞に連載。その功績等により、13年度日本記者クラブ賞受賞。著書に『村上春樹を読みつくす』(講談社現代新書)、『白川静さんに学ぶ 漢字は楽しい』『白川静さんに学ぶ 漢字は怖い』(ともに共同通信社/新潮文庫)、『白川静文字学入門 なるほど漢字物語』(共同通信社)、『大変を生きる――日本の災害と文学』(作品社)など。著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)小山/鉄郎 1949年生まれ。一橋大学卒業、73年共同通信社入社。84年から文化部で文芸欄、生活欄などを担当。現在、同社編集委員兼論説委員。白川静に学んだ文字学の基礎を2003年より10年以上にわたり新聞に連載。その功績等により、13年度日本記者クラブ賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
以下は、新書828白川静入門 (平凡社新書)に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
司馬遼太郎「空海の風景」よく出来た面白い小説だが、この作品は空海の真実の姿を探った好著だと思う。様々な資料を読み込み、彼の実像に迫る内容はスリリングで大変面白く読了した。
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